英語の “that” と “it”、どちらも日本語にすると「それ」と訳されることが多いですよね。
でも、ネイティブスピーカーはこれらを明確に使い分けています。「どっちを使っても同じじゃないの?」と思っていると、思わぬ誤解を招くことも…。
特に会話の中で、相手が指している「それ」と自分が思っている「それ」がズレてしまうと、話が噛み合わなくなってしまいますよね。実は、この二つの単語は特定の何かを「指し示す」のか、それとも文脈上明らかな何かを「受ける」のかという点で、はっきりとした役割分担があるんです。
この記事を読めば、「that」と「it」の根本的な違いから、具体的な使い分け、似ている “this” との違いまでスッキリ理解でき、自信を持って「それ」を使いこなせるようになります。それでは、まず最も重要な違いから見ていきましょう。
結論:一覧表でわかる「that」と「it」の最も重要な違い
基本的には、「that」は特定の物・事・人を具体的に「指し示す」指示代名詞であり、「it」は文脈上すでに明らかな物・事(単数)や状況などを「受ける」人称代名詞として使われると覚えるのが簡単です。「it」は天候や時間などを表す非人称主語としても使われます。
まず、結論からお伝えしますね。
「that」と「it」の最も重要な違いを、以下の表にまとめました。これさえ押さえれば、基本的な使い分けは大丈夫でしょう。
| 項目 | that | it |
|---|---|---|
| 品詞 | 指示代名詞、指示形容詞、接続詞、関係代名詞 | 人称代名詞(三人称単数中性) |
| 核心イメージ | 指し示す(あれ、それ、あの、その) | 受ける(それ) |
| 主な役割(代名詞) | ・話し手から距離がある特定のものを指す ・文脈上の特定の事柄を指す ・相手の発言内容を受ける ・比較対象を示す |
・すでに話題に出た単数の物・事を指す ・状況全体を指す ・天候、時間、距離などを表す(非人称) ・形式主語・目的語 |
| 具体性 | 高い(特定の一つを指す意識) | 低い(文脈依存) |
| 指示対象の新規性 | 初めて話題に出すものを指し示すことも可能 | 原則として既出の情報を受ける |
一番のポイントは、“that” は指をさして「あれだよ」「それだよ」と示す感覚に近いのに対し、“it” は前に話したことや、その場の状況などを「それ」と軽く受ける感覚だという点です。
例えば、遠くに見える建物を指して「あれは何ですか?」と聞くときは “What is that?” ですが、「その本面白かった?」「うん、面白かったよ」の「それ(=その本)」は “Yes, it was interesting.” となります。
なぜ違う?核心的な意味(指し示す vs 受ける)から違いを掴む
「that」は「指示」する力が強く、物理的な距離や心理的な距離がある特定の対象を「あれ」「それ」と明確に示します。「it」は「人称」代名詞であり、文脈の中で先行する名詞(単数)の「代わり」を務めたり、特定の指示対象を持たずに状況や天候などを漠然と表したりします。
なぜこれらの言葉に意味や使い方の違いが生まれたのでしょうか?それぞれの単語が持つ核心的な役割を見ていきましょう。
「that」の核心イメージ:あれ、それ(特定のものを指し示す)
“that” は指示代名詞 (demonstrative pronoun) の一つです。「指示」という名の通り、何か特定の対象を「指し示す」のが基本的な役割です。
物理的に指し示す場合は、話し手から少し距離のある「あれ」「それ」を指します(近いものは “this”)。
物理的な距離だけでなく、時間的な距離(過去のこと)や心理的な距離(自分ごとではない感じ)を示すこともあります。
また、具体的な物だけでなく、会話の中で相手が言ったことや、文脈上の特定の事柄を指して「それ」と言う場合にも使われます。この場合も、特定の対象を明確に意識して指しているニュアンスがあります。
【「that」のイメージ】
- (遠くのリンゴを指して)That apple looks delicious. → 物理的に指し示す
- A: I went to Kyoto last week. B: Oh, that‘s nice! → 相手の発言 (京都へ行ったこと) を指す
- Remember that time we missed the train? → 過去の特定の出来事を指す
- I prefer this design to that one. → 比較対象として特定のものを指す
「it」の核心イメージ:それ(文脈上のものを受ける)
“it” は人称代名詞 (personal pronoun) の一つで、三人称・単数・中性(物や事柄)を表します。人称代名詞の基本的な役割は、すでに文脈に登場した名詞(先行詞)の代わりをすることです。
つまり、「it」は基本的に、前に出てきた単数の「物」や「事柄」を受けて「それ」と言い換えるために使われます。”that” のように特定の対象を新たに指し示す力は弱く、文脈に依存します。
さらに、「it」には特定の対象を指さずに使われる用法も多くあります。
- 状況の it: その場の状況全体を漠然と指す。(例: How’s it going? 調子はどう?)
- 天候・時間・距離などの it (非人称): 主語が必要だが特に指すものがない場合に形式的に置かれる。(例: It‘s raining. / It‘s ten o’clock. / It‘s far from here.)
- 形式主語・形式目的語の it: 長い句や節の代わりに仮に置かれる。(例: It is important to study English.)
【「it」のイメージ】
- I found a key. It was under the desk. → 先行詞 (a key) を受ける
- Look at the sky. It‘s beautiful. → 文脈(空)を受ける
- A: How was the movie? B: It was boring. → 文脈(映画)を受ける
- It‘s cold today. → 天候を表す非人称主語
- It‘s difficult to explain. → 形式主語
このように、「that」が特定のものを「これだ!」と指し示すアクティブなイメージなのに対し、「it」は文脈に沿って「ああ、あれね」とスムーズに話をつなげる、あるいは特定の指示対象を持たずに文を成立させる、より受け身・形式的なイメージを持つと理解しやすいでしょう。
具体的な例文で使い方をマスターする
特定の物・人を指し示す時、相手の発言や前の文の内容を受ける時、比較する時などは「that」を使います。既に話題に出た単数の物・事柄を受ける時、状況全体を指す時、天候・時間・距離などを言う時は「it」を使います。「it」は原則として初めて話題に出すものを指せません。
核心イメージの違いがわかったところで、具体的な例文を見て使い方に慣れていきましょう。
「that」が適切な場面(特定のものを指す、比較、相手の発言を受ける)
特定の対象を指し示す強い意識がある場合に使われます。
- Look at that building! It’s huge. (あの建物を見て!大きいね。)→ 遠くの特定の建物を指す
- Who is that woman standing over there? (あそこに立っているあの女性は誰ですか?)→ 遠くの特定の人を指す
- A: I passed the exam! B: That‘s great news! (試験に合格したよ! それは素晴らしいニュースだ!)→ 相手の発言 (合格したこと) を受ける
- The population of Tokyo is larger than that of Osaka. (東京の人口は大阪のそれ(=人口)より多い。)→ 比較対象 (population) を指す
- Is that what you really want? (それが本当にあなたの望むことですか?) → 文脈上の特定の事柄を強調して指す
- After that, we went home. (その後、私たちは家に帰った。)→ 時間的な特定の時点 (前の出来事) を指す
「it」が適切な場面(既出の名詞、状況、天候・時間など)
文脈上明らかな先行詞を受けたり、特定の対象を指さない慣用的な表現で使われます。
- I bought a new phone. It has a great camera. (新しい電話を買ったんだ。それはカメラがいいんだ。)→ 先行詞 (a new phone) を受ける
- She told me a joke, but I didn’t get it. (彼女は冗談を言ったけど、私にはそれが分からなかった。)→ 先行詞 (a joke) を受ける
- “How’s it going?” “It‘s going well.” (調子はどう? うまくいってるよ。)→ 状況の “it”
- It‘s sunny today. (今日は晴れです。)→ 天候の “it”
- It‘s about 5 kilometers to the station. (駅まで約5キロです。)→ 距離の “it”
- It is important to be honest. (正直であることは重要です。)→ 形式主語の “it” (= To be honest)
- I find it difficult to wake up early. (早起きするのは難しいと思う。)→ 形式目的語の “it” (= to wake up early)
これはNG!間違えやすい使い方
核心的な役割を取り違えると、不自然になったり、意味が通じなくなったりします。
- 【NG】 (遠くの犬を指して) Look! It is cute. (初めて指し示す対象には that/this が自然)
- 【OK】 (遠くの犬を指して) Look! That dog is cute. / Look at that! It‘s cute. (一度 that で示してから it で受ける)
- 【NG】 A: I’m going to Hawaii! B: It‘s wonderful! (相手の発言を受けるのは that が自然)
- 【OK】 A: I’m going to Hawaii! B: That‘s wonderful!
- 【NG】 The climate of Japan is milder than it of England. (比較対象を示すのは that)
- 【OK】 The climate of Japan is milder than that of England.
- 【NG】 That is raining. (天候を表すのは非人称の it)
- 【OK】 It is raining.
特に、初めて話題に出すものをいきなり “it” で指してしまう間違いは、コミュニケーションにおいて誤解を生みやすいので注意が必要ですね。「それって何のこと?」となってしまいます。
【応用編】似ている言葉「this」との違いは?
「this」も「that」と同じ指示代名詞ですが、「this」は話し手に物理的・心理的に「近い」ものを指し、「that」は「遠い」ものを指します。文脈上では、「this」はこれから話すこと、「that」は相手が言ったことや過去のことを指す傾向があります。「it」はこれら指示代名詞とは異なり、主に既出の情報を受けます。
“that” とセットでよく比較されるのが、同じ指示代名詞の “this” です。これらの違いも確認しておきましょう。
【物理的な距離】
最も基本的な違いは、対象物との距離感です。
- this: 話し手に近いもの(これ)
- that: 話し手から遠いもの(あれ、それ)
例:
- This is my bag. (話し手の近くにあるカバン)
- That is your bag over there. (話し手から遠くにあるカバン)
【心理的な距離・時間的な距離】
物理的な距離だけでなく、心理的な親近感や時間的な近さ・遠さも表します。
- this: 今現在の状況、これから話すこと、ポジティブな感情 (例: Listen to this. これを聞いて / I like this! これ好き!)
- that: 過去の出来事、相手の発言内容、ややネガティブな感情 (例: That was a great party! あのパーティーは最高だった / Don’t do that. それはやめて)
【文脈上の指示】
会話や文章の中で、特定の事柄を指す場合にも使い分けられます。
- this: これから述べ内容を指すことが多い。(例: Let me tell you this: we need to change. これから言うことを聞いてください:我々は変わる必要がある。)
- that: 相手が言ったことや、前の文脈で述べられたことを指すことが多い。(例: A: He quit his job. B: Is that true? 彼が仕事をやめたって。 それ本当?)
“it” はこれらの指示代名詞とは異なり、主に「受ける」役割なので、明確に区別されます。
まとめると、
- this: 近いもの、これからのこと
- that: 遠いもの、相手の発言、過去のこと
- it: 既出のもの、状況、天候・時間など
というイメージですね。
「that」と「it」の違いを英語学習の視点から解説
英語学習者は、日本語の「それ」に引きずられず、「that」の「指し示す」機能と「it」の「受ける/状況を示す」機能を区別する必要があります。特に、初めて話題に出すものを指示する場合は “that” (または “this”) を使うこと、相手の発言を受ける相槌では “That’s…” が自然であること、天候や時間には非人称の “it” を使うことなどを重点的に学習します。
英語学習において、”that” と “it” の使い分けは、代名詞の基本的な機能を理解する上で非常に重要です。多くの学習者が混乱するのは、日本語の「それ」という言葉が非常に広範囲に使え、”that” と “it” の両方の役割をカバーしてしまうからです。
そのため、英語教育では、単に日本語訳を当てはめるのではなく、それぞれの代名詞が持つ英語固有の機能と核心イメージを理解させることに重点を置きます。
- 品詞の違いを明確にする: まず、”that” は指示代名詞であり、”it” は人称代名詞であるという根本的なカテゴリーの違いを教えます。これにより、「指し示す」機能と「受ける」機能という役割の違いが明確になります。
- 「指し示す」”that” の用法: 物理的な指示(「あれ」「それ」)だけでなく、相手の発言や文脈中の特定の事柄を明確に指し示す用法(”That’s right.”, “That’s what I mean.”)を例文と共に提示します。比較構文での用法 (“than that of…”) も重要です。
- 「受ける」”it” の用法: 文脈上明らかな先行詞(単数の物・事)を受けて繰り返すのを避けるための基本的な用法を徹底します。「初めて話題に出すものには使わない」というルールを強調します。
- 非人称・形式主語の “it”: 天候、時間、距離、明暗、状況などを表す際の主語としての “it” や、長い句や節の代わりに使われる形式主語・形式目的語としての “it” など、特定の指示対象を持たない用法をパターンとして教えます。
- “this” との比較: “that” と “this” の距離感(物理的、心理的、時間的)の違いを対比させることで、「指し示す」機能の理解を深めます。
特に重要なのは、日本語の「それ」に惑わされずに、英語の文脈でどちらの機能(指し示すか、受けるか、あるいは特定の対象を指さないか)が求められているかを判断する訓練です。
例えば、相手の発言に対して「それいいね!」と言う場合、日本語感覚だと “It’s good!” と言ってしまいそうですが、相手の発言内容という特定の事柄を指しているので “That’s good!” の方が自然であることを理解させます。
また、”It is a pen.” と “That is a pen.” の違い(”It” は既知のペンを指し、”That” は特定のペンを指し示す)なども、具体的な場面を想定しながら説明します。
この二つの基本的な代名詞を正確に使い分けることは、英語の自然さや明瞭さを大きく左右するため、英語学習の初期段階から繰り返し練習することが不可欠と言えるでしょう。
僕が会話で「that」と「it」を混同してしまった体験談
僕も以前、英会話のレッスン中に “that” と “it” を混同して、先生に「ん?」という顔をされたことがあります。
その日のレッスンでは、最近見た映画について話していました。先生が、ある映画のストーリーについて説明してくれた後、僕に感想を求めてきました。
先生: “…and the main character finally found his family. It was quite moving.” (…そして主人公はついに家族を見つけ出したんだ。かなり感動的だったよ。)
僕: “Oh, really? I didn’t know the story. But it sounds interesting.”
僕としては、「それ(先生が話してくれたストーリー)は面白そうですね」と言いたかった。しかし、先生は少し間を置いてから、こう聞き返してきました。
“Sorry, what sounds interesting? The fact that he found his family, or the movie itself?” (ごめん、何が面白そうだって? 彼が家族を見つけたという事実? それとも映画そのもの?)
僕は一瞬戸惑いました。僕が言った “it” が、先生には曖昧に聞こえてしまったのです。先生の説明全体を漠然と受けて “it” と言ったつもりでしたが、それだと「彼が家族を見つけたという事実 (the fact)」を指すのか、「映画そのもの (the movie itself)」を指すのか、あるいは他の何かを指すのか、文脈だけでは特定しきれなかったようです。
先生は続けて説明してくれました。「君が僕の言った『ストーリーの内容』を指して『それは面白そうだ』と言いたいなら、‘That sounds interesting.’ と言う方が自然だよ。’That’ は、相手が言ったことや、今話題になっている特定の事柄を指し示すことができるからね。」
なるほど!と思いました。相手の発言内容という、会話の中で生まれた特定の「事柄」を指し示すには、”it” よりも指示代名詞の “that” の方が明確で適切だったのです。”it” を使うと、既出の特定の「名詞」を受ける感覚が強いため、先生の発言全体を指すには少し弱かったのかもしれません。
相手の発言やアイデアを受けてコメントする際には “That’s…” が非常に便利で自然な表現であることを、この時初めて実感しました。それ以来、相槌を打つときや相手の意見に反応するときは、意識的に “That’s…” を使うようにしています。
「that」と「it」に関するよくある質問
Q1: “That’s it.” はどういう意味ですか?
A1: “That’s it.” は文脈によって様々な意味になります。主な意味は以下の通りです。
- 「まさにそれだ」「その通りだ」 (That’s exactly right.)
- 「これで終わりだ」「以上です」 (That’s all. / Finished.)
- 「もうたくさんだ」「我慢できない」 (I’ve had enough.)
ここでの “that” は相手の言ったことや、今の状況などを指し、”it” は強調や慣用的な表現の一部として使われています。
Q2: 強調したいときは “that” と “it” のどちらを使いますか?
A2: 特定のものを強調して指し示したい場合は “that” を使うことが多いです。「これこそが問題だ」と言いたい場合、”That is the problem.” のように “that” を使うと、「他のものではなく、まさに『それ』が」という強調のニュアンスが出ます。”It is the problem.” でも文法的には正しいですが、「それ(文脈上明らかな何か)が問題だ」という比較的フラットな響きになります。ただし、強調構文 (“It is A that B”) では “It” が使われます。
Q3: 文頭で「それ」と言いたいときは、常に “It” ですか?
A3: いいえ、必ずしもそうではありません。文脈によります。
- 前に話した内容を受けて「それは~だ」と言う場合は “It” が自然です (I saw a dog. It was big.)。
- 天候、時間、距離など特定の対象がない場合も “It” を使います (It‘s hot today.)。
- 相手の発言を受けて「それは~だ」と言う場合や、特定の事柄を指し示して「それは~だ」と言う場合は “That” が自然です (A: He failed. B: That‘s too bad. / That is my goal.)。
- これから話す内容を指して「それは~だ」と言う場合は “This” が使われることもあります (This is what I want to say:…)。
「that」と「it」の違いのまとめ
「that」と「it」、これらの基本的な代名詞の違い、これで迷うことはなくなりましたね!
最後に、この記事のポイントをまとめておきましょう。
- 核心的な役割:「that」は特定の何かを「指し示す」(指示代名詞)。「it」は既出の物事や状況を「受ける」(人称代名詞)、または天候・時間などを表す。
- 指し示す “that”:遠くの物、相手の発言、過去の事柄、比較対象などを具体的に指す。
- 受ける “it”:前に出てきた単数の物・事柄の繰り返しを避ける。初めて話題に出すものには原則使わない。
- 特定の対象がない “it”:天候、時間、距離、明暗、状況、形式主語・目的語など。
- “this” との違い:「this」は近くのものやこれからのこと、「that」は遠くのものや過去のこと・相手の発言。
日本語の「それ」という便利な言葉に惑わされず、英語では「指し示す」のか「受ける」のか、あるいは特定の対象を指さない形式的な使い方なのかを意識することが、正確な使い分けの鍵です。
特に会話では、相手の発言を受けて “That’s…” と言ったり、初めて指すものを “it” ではなく “that/this” で示したりするだけでも、ぐっと自然な英語に聞こえるようになりますよ。
ぜひ、これらの違いを意識して、日々の英語学習やコミュニケーションに活かしてください。言葉の使い分けについてさらに知りたい方は、カタカナ語・外来語の違いをまとめたページもぜひご覧ください。