魚類の違いまとめ

水族館やスーパーで、「あれ、これってどっちだっけ?」と迷うこと、ありませんか。

見た目は似ているけれど、実はまったく違う生き物だったり、名前は知っているけど違いは説明できなかったり。

魚類まとめページの使い方

このページは、「魚類」を中心に、イルカやクジラ、貝類や甲殻類など、水中に生息するさまざまな生き物や、しばしば混同されやすい動物たちの違いについて、まとめた記事を一覧できるナビゲーションページです。

あなたが迷いやすいポイントを整理し、それぞれの違いを深く解説した記事へすぐに飛べるようになっています。

この記事で分かること:

  • 似ている魚どうしの決定的な見分け方
  • イルカとクジラ、アシカとアザラシなど、水族館の人気者の違い
  • スーパーで迷う貝類や甲殻類(エビ・カニ)の比較
  • 海で出会ったら注意すべき危険な生き物の特徴

気になる違いを見つけて、あなたの「?」をスッキリ解決してくださいね。

魚類の基本的な特徴(と、他の海の生き物)

まず「魚類」ですが、これは基本的に「エラ呼吸」をし、「ヒレ」を使って水中で生活する生き物のグループです。

体温は周囲の水温によって変わる「変温動物」がほとんどですね。

一方で、この記事一覧には「イルカ」や「クジラ」「アシカ」「アザラシ」も含まれています。

彼らは水中にいますが、実は僕たちと同じ「哺乳類」です。

彼らはエラではなく「肺」で呼吸し、体温が一定の「恒温動物」で、子どもを産んで母乳で育てます。

「魚」と呼んでいいのか迷うかもしれませんが、生物学的な分類は非常に複雑です。

このまとめページでは、難しい分類は一度脇に置いて、あなたが普段の生活やレジャーの中で「これは何が違うんだろう?」と疑問に思うであろう生き物たちを、幅広く集めて比較しています。

中にはヒョウモンダコやカツオノエボシのように、命に関わる危険な毒を持つ生き物もいます。正しい知識は、あなた自身や家族を守ることにも直結しますよ。

魚類・海の生き物の「違い」一覧

ここでは、魚類を中心に、海の哺乳類、貝類、甲殻類、その他の生き物まで、似ている動物たちの違いを解説した記事を分類して一覧にしました。

魚類(さかな)どうしの違い

  • マンタとエイの違い|水族館で人気の両者。実はマンタもエイの仲間ですが、泳ぎ方や食べ物、そして毒針の有無に大きな違いがあります。
  • トビハゼとムツゴロウの違い|干潟の人気者ですが、大きさや見た目、そしてジャンプ力(!)が全く異なります。
  • マクブとイラブチャーの違い|沖縄の高級魚として知られる2種。色鮮やかなイラブチャー(アオブダイ)と、ハタの仲間であるマクブの特徴を比較します。
  • タマカイとクエの違い|どちらも巨大なハタの仲間ですが、模様や生息域、そして「幻の魚」と呼ばれる理由が異なります。
  • メガマウスとメガロドンの違い|名前は似ていますが、片方は現生の希少なサメ、もう片方は絶滅した超巨大ザメです。
  • マグロとカツオの違い|食卓でおなじみですが、体のサイズ、泳ぐ速さ、そして身質(赤身と白身の違い)を整理します。
  • 淡水魚と海水魚の違い|住む場所が違うだけ?いえ、体の塩分濃度を調整する「浸透圧調整」の仕組みが根本的に違います。
  • 真鯛と鯛の違い|「鯛」と呼ばれる魚は多いですが、いわゆる「本物」の真鯛と、それ以外の「あやかり鯛」との見分け方を解説します。
  • 鰻(うなぎ)と穴子(あなご)の違い|見た目はそっくりですが、生息地(淡水か海水か)や、調理法、味わいが大きく異なります。
  • サワラとサゴシの違い|実は同じ魚です。大きさによって呼び名が変わる「出世魚」としての名前の違いを解説します。
  • ワラサとサワラの違い|ワラサはブリの出世魚としての名前。サワラとは全く別の魚です。見分け方を整理します。
  • カジキとカジキマグロの違い|「カジキマグロ」という魚は存在しません。カジキとマグロの違いや、なぜ混同されるのかを解説します。
  • クマノミとカクレクマノミの違い|どちらもイソギンチャクと共生しますが、体の模様(白い帯の数)や性格が違います。

海の哺乳類(ほにゅうるい)との違い

貝類(かいるい)の違い

  • とこぶしとあわびの違い|見た目はそっくりですが、大きさの限界と、貝殻にあいた穴の数・形状で簡単に見分けられます。
  • あさりと しじみの違い|食卓でおなじみ。あさりは海水、しじみは汽水域や淡水に生息します。貝殻の模様も違いますね。
  • 赤皿貝とホタテの違い|赤皿貝はホタテの仲間(イタヤガイ科)ですが、一般的にホタテとして流通しているものとは別種です。
  • 岩ガキと真ガキの違い|「夏に食べるのが岩ガキ、冬が真ガキ」と言われる通り、旬の時期と大きさが違います。
  • 海つぼとバイ貝の違い|「つぶ貝」とも呼ばれるバイ貝と、磯で見かける海つぼ(ツメタガイなど)との違いを整理します。
  • タコブネとアオイガイの違い|どちらも貝殻を持つタコ(メス)ですが、貝殻の形や巻き方が異なります。

甲殻類(こうかくるい)や似た生き物の違い

その他の海の生き物の違い

魚類カテゴリで特に注目される比較ピックアップ

このカテゴリの中でも、特にあなたが迷いやすい、あるいは知っておくべき重要な違いをピックアップしました。

  • イルカとクジラの違い水族館のショーで活躍するイルカと、雄大なクジラ。実は生物学的には同じ仲間(クジラ目)です。その違いは単純に「体の大きさ」。一般的に体長4mを超えるものをクジラ、それ以下をイルカと呼んでいます。どちらも僕たちと同じ哺乳類なんですね。
  • アシカとアザラシの違いこれも水族館で混同しがちな2種です。一番わかりやすい見分け方は「耳」と「歩き方」。耳たぶがちょこんと出ているのがアシカで、穴だけなのがアザラシ。また、陸上ではアシカが前脚(前ヒレ)を使って器用に歩くのに対し、アザラシはイモムシのように這って進みます。
  • 鰻(うなぎ)と穴子(あなご)の違い食卓で迷う代表格ですね。ウナギは主に川や湖などの「淡水」で育ち、脂がのって濃厚な味わいです。一方、アナゴは「海水」に生息し、ウナギに比べて淡白であっさりした味わいが特徴です。見た目も、ウナギの方がずんぐりしています。
  • オオマルモンダコとヒョウモンダコの違いこれは命に関わる重要な違いです。どちらもフグと同じ猛毒「テトロドトキシン」を持ち、噛まれると非常に危険です。ヒョウモンダコは青い「輪」模様、オオマルモンダコは青い「斑点」模様が特徴ですが、どちらも絶対に素手で触ってはいけません。
  • カツオノカンムリとカツオノエボシの違いこちらも非常に危険な生物です。カツオノエボシは「電気クラゲ」とも呼ばれ、触手に強力な毒を持ちます。青く美しい見た目ですが、海岸に打ち上げられていても絶対に触れないでください。カツオノカンムリの毒は比較的弱いですが、見分けがつかないうちは両方とも避けるのが賢明です。

水族館や海で生き物を見分ける時のポイント

水族館や海辺で生き物を見るとき、どこに注目すれば違いが分かりやすいでしょうか。

僕がいつも意識しているのは、「動き方」と「体の先端」です。

例えばアシカとアザラシなら、陸上での「動き方」を見れば一発ですよね。アシカは前脚で体を起こしてペタペタ歩きますが、アザラシはそれができず、這うようにしか進めません。

「体の先端」、つまりヒレや頭、尻尾にも特徴が出やすいです。

イルカとスナメリなら、背中に「背ビレ」があるのがイルカ、ないのがスナメリです。

マンタとエイなら、頭部に注目します。マンタには「頭鰭(とうき)」と呼ばれる角のようなヒレがありますが、他の多くのエイにはありません。

もちろん、色や模様も大きなヒントになりますが、光の加減や個体差で見え方が変わることもあります。

こうした「体の構造的な違い」や「動き方のクセ」を知っておくと、水族館の解説プレートを見る前に「あ、これは〇〇だ!」と見分けられるようになって、観察が何倍も楽しくなりますよ。

魚類や海の生き物に関するよくある質問

ここでは、魚類や海の生き物に関して、よくいただく質問にお答えしますね。

魚類と哺乳類(イルカなど)の根本的な違いは?

一番の違いは「呼吸の方法」と「子どもの残し方」です。魚類は基本的に水中で「エラ呼吸」をし、「卵」を産みます。一方、イルカやクジラなどの海の哺乳類は、水面に出て「肺呼吸」をし、人間と同じように「赤ちゃん」を産んで母乳で育てます。

海で見かける危険な生き物の見分け方は?

一概に「これ」という見分け方はありません。ヒョウモンダコやカツオノエボシのように、派手な色や青い色をしているものは毒を持つサインである場合がありますが、地味な色でもオコゼのように強力な毒を持つ魚もいます。基本は「知らない生き物には触らない」「むやみに岩陰に手を入れない」ことを徹底するのが一番の安全対策です。

食べられる魚とそうでない魚を見分ける注意点は?

これも非常に難しい問題です。例えばフグのように内臓に猛毒を持つ魚もいますし、見た目が似ていても毒を持つ「イラブチャー(アオブダイ)」の仲間もいます。釣りなどで獲った魚を食べる場合は、必ず詳しい人や専門家に確認してください。自己判断は絶対に避けましょう。

魚類・海の生き物まとめと次のステップ

このページでは、「魚類」のカテゴリとして、魚たちだけでなく、水族館や海辺で出会う様々な生き物たちの違いを一覧でご紹介しました。

ポイントをまとめると、以下のようになりますね。

  • 生物学的な分類(魚類、哺乳類、甲殻類など)は、呼吸や子育ての方法で根本的に違う。
  • 見た目が似ていても、生息地(淡水か海水か)や食べ物、体の構造(ヒレや耳)が全く異なる場合が多い。
  • 色や形が美しいからといって、安全とは限らない。特にヒョウモンダコやカツオノエボシには絶対に触れない。

気になる違いが見つかったら、ぜひ個別の記事を読んで、それぞれの生き物の奥深い世界を知ってみてください。

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