白メダカとみゆき(幹之)メダカの違いとは?背中の光沢で見分ける方法

最近、メダカ飼育がブームですよね。

ホームセンターや専門店に行くと、驚くほどたくさんの種類がいて迷ってしまいます。

特に人気があるのが「白メダカ」と、キラキラと輝く「みゆき(幹之)メダカ」です。どちらも美しいメダカですが、その魅力は全く異なります。

最大の違いは、白メダカは「体色そのものが白い」品種であるのに対し、みゆきメダカは「背中にメタリックな光(体外光)を持つ」品種である点です。

この記事では、白メダカとみゆきメダカの根本的な違いから、見分け方、観賞の楽しみ方、価格まで、詳しく解説していきます。

それぞれの特徴を知れば、あなたの飼育スタイルにぴったりの一匹が見つかりますよ。

結論:白メダカとみゆき(幹之)メダカの違いが一目でわかる比較表

【要点】

白メダカとみゆきメダカの違いは「特徴のポイント」です。白メダカは体色自体の「白さ」を特徴とする品種です。一方、みゆきメダカは背中に現れる「体外光(たいがいこう)」と呼ばれるメタリックな光沢を特徴とする品種名です。体色が白い「白みゆき」も存在します。

まずは、この二つの改良メダカの主な違いを、一覧表で比較してみましょう。

項目白メダカ(シロメダカ)みゆき(幹之)メダカ
分類メダカ(標準和名)の改良品種メダカ(標準和名)の改良品種
最大の特徴体色そのものが白い背中に「体外光」がある
見た目透明感のある白、またはミルキーな白青系、白系、黒系など様々。背中に光のライン。
主な観賞方法横見(水槽)上見(睡蓮鉢、ビオトープ)
歴史比較的古くから存在する定番品種2000年代に登場し、ブームの火付け役
価格安価光の強さ(グレード)により、安価〜高価まで様々

白メダカとみゆきメダカの定義と分類の違い

【要点】

どちらも生物学的には同じ「メダカ(ミナミメダカまたはキタノメダカ)」の改良品種です。白メダカは黄色の色素を欠いた「色彩変異」であり、みゆきメダカは背中のグアニン層が光る「体外光」という特徴を持つ品種です。

どちらも人間によって作出された「改良メダカ」ですが、その成り立ちが異なります。

白メダカ(シロメダカ)とは?

白メダカは、野生のメダカ(クロメダカ)に見られる黄色素胞(きしょくそほう)が欠如した変異を固定化した品種です。

野生のメダカは、黒・黄・白・虹色の4つの色素胞を持っていますが、白メダカはこのうち黄色素胞を持たないため、体色が白く見えます。(※黒色素胞はあるため、目は黒く、アルビノとは区別されます)。

古くから知られる定番の改良メダカの一つですね。

みゆき(幹之)メダカとは?

みゆきメダカは、2000年代に作出された改良メダカの一大ブランドです。「幹之」という漢字が当てられます。

最大の特徴は、背中(体表)に現れる青白いメタリックな光沢です。これは「体外光(たいがいこう)」と呼ばれ、体内の虹色素胞(グアニン層)が背中に強く発現したものです。

この品種の登場により、メダカの観賞価値は飛躍的に高まり、改良メダカブームの火付け役となりました。

【最重要】白メダカとみゆきメダカの見た目の違い(見分け方)

【要点】

見分け方は簡単です。上から見たときに、背中に金属のような光のラインがあれば「みゆき」、なければ「白メダカ」です。白メダカの魅力は「体全体の白さ」であり、みゆきメダカの魅力は「背中の光の強さ」にあります。

この二種類は、何を観賞するかが全く異なります。

違い①:体色(白さ) vs 体外光(背中の光)

白メダカの魅力は、その「体色」です。色素が抜けた透明感のある白さや、品種改良によって作出された乳白色の「ミルキー」と呼ばれるような白さなど、体全体の白さを楽しみます。

みゆきメダカの魅力は、あくまで「体外光」です。体色(地色)は青い「青みゆき」が原種ですが、現在では体色が白い「白みゆき」、黒い「黒みゆき」など様々です。

最大の見分け方は、上から見て、背中に一本の光るラインがあるかどうかです。この光が口先まで伸びている個体を「フルボディ」、背中の一部だけ光る個体を「強光」や「弱光」と呼び、グレード分けされます。

違い②:観賞方法(横見 vs 上見)

この特徴の違いは、最適な観賞方法の違いにもつながります。

  • 白メダカ:
    体全体の白さを楽しむため、横から見られる水槽(横見)での飼育に向いています。黒いバックスクリーンや底砂を使うと、その白さが際立ちます。
  • みゆきメダカ:
    背中の体外光を楽しむため、上から見下ろす睡蓮鉢やビオトープ(上見)での飼育が最も美しいとされています。黒い容器で飼育すると、光のラインがくっきりと見えます。

飼育難易度・価格・人気の違い

【要点】

飼育難易度はどちらも同じで、非常に丈夫で飼いやすいメダカです。価格は、白メダカは最も安価な改良メダカの一つです。みゆきメダカは、光の強さ(グレード)によって価格が大きく異なり、安いものから1匹数千円する高級なものまで幅広いです。

飼育難易度

どちらも改良メダカの基本品種であり、日本の気候にも慣れています。飼育難易度はどちらも「易しい」です。

水質の悪化や急激な水温変化にさえ気をつければ、屋外飼育(冬眠も可能)でも室内飼育でも、初心者でも簡単に飼育・繁殖に挑戦できます。

価格と人気

白メダカは、改良メダカの中でも歴史が古く、大量にブリーダーによって生産されているため、非常に安価です。1匹数十円から購入できることも多く、最も手に入りやすい品種の一つです。

みゆきメダカは、登場から十数年経ちましたが、今なお絶大な人気を誇ります。価格はピンキリで、光が弱い個体であれば白メダカと変わらない価格で売られていることもあります。

しかし、背中の光が頭部まで達する「フルボディ」や、さらに強い光を持つ「鉄仮面(てっかめん)」など、グレードが高い個体は、1匹数千円から数万円の値がつくこともある高級メダカです。

「白みゆきメダカ」とは?

【要点】

「白みゆきメダカ」は、白メダカの「白い体色」と、みゆきメダカの「背中の体外光」の両方の特徴を併せ持つ品種です。白い地色の上を青白い光が走るため、非常に美しく人気があります。

「白メダカとみゆきメダカの違い」で混乱する原因の一つが、この「白みゆきメダカ」の存在です。

これは、白メダカの系統とみゆきメダカの系統を交配させることで作出された品種で、「白い体」と「背中の光」を両立させています。

みゆきメダカの体外光は、青い体色の上(青みゆき)よりも、白い体色の上(白みゆき)の方がより際立って見えるため、観賞価値が非常に高いとされています。

体験談:初めてのメダカ飼育と「みゆき」との出会い

僕が初めてメダカ飼育に挑戦した時、最初は何も分からず、ホームセンターのペットコーナーで最も安価だった「白メダカ」を10匹購入しました。

ガラス水槽に入れ、横から眺めるその姿は、半透明の白い体が涼しげで、とても癒やされたのを覚えています。この時点では、僕にとってメダカは「横から見る」ものでした。

しかしある日、メダカ専門店を訪れた時のことです。店の軒先に並んだ黒い睡蓮鉢を「上から」覗き込んで、僕は衝撃を受けました。

メダカの背中が、まるでLEDのように青白く光っているんです!

それが「みゆき(幹之)メダカ」との出会いでした。店主さんに「これは何ですか?」と興奮気味に尋ねると、「それが『体外光』だよ。メダカはね、上から見るもんなんだ」と笑われました。

白メダカの「体色の美しさ」とは全く違う、みゆきメダカの「光沢の美しさ」。そして、観賞方法が「横見」と「上見」で全く異なること。

この体験から、僕は一気に改良メダカの世界に引き込まれ、今ではベランダに睡蓮鉢が並んでいます。もちろん、その中心で輝いているのは「みゆきメダカ」です。

白メダカとみゆきメダカの違いに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 白メダカとみゆきメダカは一緒に飼育(交配)できますか?

A1. はい、全く問題なく一緒に飼育できますし、交配も可能です。どちらも同じ「メダカ」なので、簡単に繁殖します。生まれた子供(F1)は、両方の特徴を受け継ぎ、体外光を持つ個体や、白メダカに近い個体など、様々な表現のメダカが生まれてくる可能性があります。

Q2. みゆきメダカの「体外光」は、生まれた時からありますか?

A2. いいえ、生まれたばかりの稚魚や幼魚には、体外光はほとんど見られません。成長ととも(生後1〜2ヶ月頃から)に徐々に背中に光が現れ始め、成魚になるにつれて光が伸びていきます。光の強さや伸び方は個体差が大きいです。

Q3. 白メダカと「アルビノメダカ」の違いは何ですか?

A3. 「目の色」が決定的に違います。白メダカは黄色の色素が欠如していますが、黒色の色素(メラニン)は持っているため、目は黒いです。一方、アルビノメダカは黒色の色素が欠如しているため、目が赤く見えます。

まとめ|白メダカとみゆきメダカ、どちらを選ぶべきか?

白メダカとみゆきメダカの違い、お分かりいただけたでしょうか。最後にポイントをまとめます。

  • 白メダカ:「体色」が白い品種。横見(水槽)で、その純白の美しさを楽しむのに最適。安価で丈夫。
  • みゆき(幹之)メダカ:「背中の光(体外光)」が特徴の品種。上見(睡蓮鉢)で、メタリックな輝きを楽しむのに最適。光の強さで価格が変わる。

どちらも改良メダカの魅力を代表する素晴らしい品種です。あなたがメダカを「横から眺めたい」のか、それとも「上から眺めたい」のか、観賞スタイルに合わせて選んでみるのがおすすめですよ。

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